ピロEK脱オタ宣言…ただし長期計画 ?

2025年5月gooブログから移転 映画記事が多いです

【映画】レポゼッション・メン…2010年の観賞映画は2010年のうちに(2)



明日の休みは年賀状を作ろう…と今は思っているピロEKです

年賀状と言えば…
今朝出勤途中、いつも行かない郵便局前のポストに郵便物を投函しようと車を歩道に乗り上げ停車。
郵便局前では郵便局員さんが朝の清掃をしておりました…んこの人知ってる人…その郵便局員さんはいつも割と会ってる中学の時の先輩(※更にマイミク)でありました。こんな所で働いていたのですね…おはようございました
先輩曰く『歩道に思いっきり乗り上げて、図々しい車だと思ったら君か』的な発言。…どうもすいませんでした多分またやります



さて以下は映画観賞記録
毎年押し迫った時期恒例の『今年の鑑賞映画は今年のうちに』の2010年度版…と銘打ってから「9 ~9番目の奇妙な人形~」に続く第2弾です(第2弾とかいっても私が勝手に区切ってるだけですけど)。
こういうシリーズにする利点は記事のサブタイトルを考えなくてすむ事と、ヤッツケ気味の記事内容でも良い気がしてくる点ですかね



レポゼッション・メン
(監督:ミゲル・サポクニック、出演: ジュード・ロウフォレスト・ウィテカーアリシー・ブラガ、2010年アメリカ)

TSUTAYA DISCASさんから「9 ~9番目の奇妙な人形~」と一緒に届いた映画。2010年11月14日(日曜日)の夜に観賞しました(ブルーレイ)。



ストーリー
エリック・ガルシアの小説「レポメン」を原作とした作品。
人工臓器の技術が発達した近未来。その恩恵で延命できる一方、高額の人工臓器をローン購入しその支払いが滞るという事態も多く発生していた。督促を重ねても支払いに応じない顧客に対してはレポ・メンと呼ばれる回収屋が赴き、生きたまま臓器を取り出すという強引な方法で負債が回収されていた。腕の良いレポ・メンの一人であるレミージュード・ロウ)は仕事中に事故に遭い、自分が人工心臓を埋め込まれ、高額な借金を背負ってしまう。





ピロEK的感想&点数

(※今回は、ほぼネタバレなので映画未鑑賞の方はご注意)

「攻殻機動隊S.A.C.」を観て『サイボーグ技術が確立したらサイボーグ化して長生きしたい…まぁお金はかかるだろうけど延命するんだから長期ローンで払えるだろう』ってな事を簡単に考えてた私。
この映画はその私のような馬鹿な短絡思考への警告なのでしょうか

臓器移植をした方がローンを払えなかったらブツを差し押さえ…まぁ当然と言えば当然。
現代日本の臓器移植が必要な方だと、海外に渡米手術するための募金だの署名だのと助け合い運動が行われますが、映画のように手術自体が簡単になっちゃうとそうもいかないでしょうね…患者にとって病気や事故に遭ったという事実は変わらないであろうに

映画ではその差し押さえ人が主人公。
人口臓器を取り出すためにお腹を切ったり、延命のための人工臓器を取り上げちゃえば、その方は死んじゃう訳ですからその職業は合法的な殺し屋、しかも彼らはそんな仕事を楽しんじゃっているという体裁。そんな主人公が任務中に事故で自分自身が人工臓器を使う体になって…と、映画での描き方は今風な感じでしたが、これまた今流行りのちょい古SF短編風味なお話でした。

今までターゲットにしてきた立場に自分も陥り、
こういう社会システムの問題点に気が付いた主人公が、大企業や社会と戦う壮大なお話か…と思いきや、そうではなくて自分は何とか助かろうという感じの展開

で、結局は…だしな。

途中から…アレ夢みたいな変な展開になってきたぞ…本社に押し入る辺りは前半とは作風さえズレちゃってる感じになって…
これは夢オチ方向か
はたまた作品崩壊
…そのどちらでも嫌だなぁ…なんて考えていたら…作品崩壊では御座いませんでした

そんな感じに着地

伏線シーンも含め、観客をオチに向かってちゃんとリードして行くつくりはある意味誠実ではありますが、面白い映画を観たい立場からすれば、どういう方向に進んでも残念な映画じゃんという絶望も伴うんだよなぁ

で、そんな残念なラストは…
「パンズ・ラビリンス」の具象版とも言えなくも無いです。
とはいえ「パンズ・ラビリンス」みたいに何か深く考えさせられたりはしないし、そもそもそんな比較なんてやっぱり「パンズ・ラビリンス」が勿体無い


ということで点数は3点弱(5点満点中)
私としては正直イマイチと思える作品

ジュード・ロウ亡くなった友人を助けている場合じゃないのかも知れません



補足・蛇足
今回の記事はなんかダラダラ書いてて自分でも読みづらいです。
蛇足もSF設定なんかについてダラダラ書いていたのですが、全部削って以下のものだけ残しました。

で…

【そこは発達していないんだ】
…よりホンモノらしい人工の生え際とかは開発されていないようですね。主要登場人物の髪型を見る限り。
それともあれらの髪型はポリシーゆえなのでしょうか?



今日はこのあたりで





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